10/03/24 18:53:21 0
●オリックス
誰がこんな結果を予想しただろうか。
昨年最下位のオリックスが、2位に躍進した楽天にいずれも僅差(きんさ)の3連勝。
岩隈、田中、永井の先発3本柱を攻略し、最高のスタートを切った。
この3連戦で光っていたのが新監督の采配だ。
22日は、先発左腕山本が序盤から制球を乱し初回に2失点。
その裏、味方打線がすぐに追いつくも、三回に勝ち越しを許す。
岡田監督は山本をこの回で見限り、四回からローテ右腕の岸田を投入。
当初は26日のソフトバンク戦に登板予定と思われた岸田は残り6回を1失点に
抑える好投でベンチの期待に応えると、ラロッカ、カブレラが一発で援護した。
新監督の大胆な決断は開幕戦でも見られた。
試合開始直前、4番カブレラが「DHでなく一塁で出場したい」とわがままを言うと、
岡田監督はスタメンから外す。昨季4勝19敗1分けと苦手にしていた楽天に3タテを
食らわすには、主砲の欠場は痛いが、この懲罰欠場にナインは「監督は誰であろうと
特別扱いはしない」という毅然(きぜん)たる態度を感じたに違いない。先発金子が、
チームでは10年ぶりとなる開幕完封を成し遂げたのも、この「事件」と無関係ではあるまい。
主砲を外して開幕戦をモノにした指揮官は第2戦も冴えていた。
前日に、右中間二塁打で大引のV打を引き出した下山をスタメンから外し、
左翼に田口を起用。9年ぶりに古巣復帰した元メジャーリーガーは、楽天田中から
3安打1得点と気を吐き勝利に貢献。カブレラも4番・DHでスタメン起用されると
先制2ランを放ち、自ら前日のわだかまりを消し去った。
それにしても、オリックスでの岡田監督の手腕は、阪神時代とは一味も二味も違っている。
(>>2以降に続く)
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