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把瑠都 大関昇進は角界の総意
何が何でも上げて話題づくりとイメージアップの魂胆ミエミエ
「思わずうなっちゃった。体の寄せ方、詰め、ともにいい」
と解説の北の富士(元横綱)が言い、境川親方(元小結両国)も「研究心旺盛で
場所ごとに進化していますね」と続けた。大関取りを目指すエストニア出身の関脇把瑠都が
小結稀勢の里を押し倒し、3連勝とした直後。先場所敗れた日本人ホープ相手に立ち合い、
のど輪で突き放すと、もろ手で突っ張り、198センチの巨体を寄せて一気に勝負を決めた姿は
確かに勢いを感じさせる。だが、今場所の把瑠都を推す角界の声はそれを上回るくらいだ。
「把瑠都の大関昇進は今や角界の総意なんです。友綱審判部長(元関脇魁輝)は場所前、
把瑠都の大関昇進の条件として、13勝以上としていましたが、『13勝じゃ物足りない。
同時に賜杯も抱いてしまえ』と初優勝を望む声が高まってきた。武蔵川理事長
(元横綱三重ノ海)も『期待している』と、把瑠都の名前を何度も挙げています」(相撲ライター)
本人もそうした期待を重々感じているようで、「毎日緊張している。序盤の5日間は
星を落とせない」と気を引き締めている。支度部屋では先場所までと同様、明るく
笑顔も見せるものの、今場所には酒を断って臨み、これまでほとんどしていなかった場所中の
朝げいこにも顔を出す。立ち合い強化のため、把瑠都自ら大阪に持ち込んだサンドバッグに
体当たりを繰り返すと、仮設プレハブのけいこ場がきしむ。
「場所中の暴行騒動で引退した朝青龍のようにならないよう親方衆に言われているのか、
土俵外での行動にも気を配るようになりました。これまでTシャツ姿で繁華街などを
うろついていたのが、どこに行くのにも着物で、若い衆に『飲みすぎるな』と注意することも
あるそうです」(前出の相撲ライター)
白鵬ひとり横綱だけじゃ盛り上がらない。把瑠都の大関昇進で話題づくりと、
協会の悪いイメージを少しでも良くしようとの魂胆はミエミエだ。
いずれにしろ、角界総出で推している対抗馬も外国人力士とは情けない限りだが……。
2010年3月17日発行の日刊ゲンダイより
(>>2以降に、関連スレ)