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Jリーグ1部(J1)第3節は20日、日産スタジアムで横浜M-川崎の「神奈川ダービー
マッチ」を行う。両クラブには今季、長年にわたって欧州リーグで活躍した現役日本代表
MFが加わった。中村俊輔と稲本潤一。2人の直接対決は、稲本がG大阪に在籍していた
2001年3月以来、9年ぶり。神奈川を舞台にした新たなライバル対決の幕開けを前に、
両者の思いに迫る。1回目はアウェー側の稲本から-。
もう十数年来の間柄。1学年上の先輩に敬称を必要としないのも、稲本たる所以
(ゆえん)だ。「俊輔のところは、自由にやらせたくない」と声を張る。
ともに20代前半で欧州に渡り、30歳を過ぎて国内復帰。前所属クラブで不遇をかこった
者同士とはいえ、「(小野)伸二も含めて、そういう時期なんだと思う」。同時代を生きた
共感がにじむ。
13日の名古屋戦で右内転筋を痛めて途中交代。18日に全体練習へ合流したばかりだが、
「多少(反対)サイドをフリーにしても、俊輔との間合いを詰めていく。前を向かせたくない」。
早口でまくし立て、「少し、しゃべりすぎた」と反省するほど、胸躍らせる。
「ダービー」発祥のイングランドを知り、ガラタサライ(トルコ)時代の2006~07年には
世界的に悪名高いライバル対決も経験。同じイスタンブールを本拠地とし、1世紀の
伝統があるフェネルバフチェ戦は「ほぼ戦争のよう」。警官隊を挟んでサポーターが
にらみ合い、CKのたびに観客席から物が飛ぶ異様な光景を思い起こす。
川崎のJ1復帰とともに「神奈川ダービー」が定着してまだ6年目。稲本にすれば、
歴史は始まったばかりにすぎない。「(2人を目当てに)見に来るお客さんが増えると
いいなと思う」。運命的に同時復帰したレフティとともに、新時代を切り開こうとする
気概が見て取れた。
ソース:神奈川新聞社
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