10/03/16 13:57:27 0
第８２回センバツ高校野球が２１日、甲子園球場で開幕する。
東北地区からは昨秋の東北大会を制した秋田商（秋田）と準優勝の盛岡大付（岩手）、
そして２１世紀枠で初選出の山形中央（山形）の３校が出場、東北勢初の全国Ｖを目指す。
「とうほく報知」では３校の投打編に分け、キーマンを紹 介する。第１回は山形中央。
１番打者の細矢凛（３年）は家族の期待を一身に背負って夢舞台に立つ。
父の光博さん（４５）は日大山形（山形）の二塁手として８２年のセンバツに出場したが、
試合を前に右足を故障。痛み止めを打って入場行進したが、試合には出られなかった。
３つ上の兄・錬さん（上武大３年）は山形中央のＯＢ。母校の、そして弟の甲子園出場を人一倍、喜んでいる。
末っ子の細矢は「家にいると『自分たちの分もがんばってほしい』というオーラをガンガン感じるんです。
父は『グラウンドに立つ姿を見られるだけで十分』と言うんですけど、何とか勝利をプレゼントしたい」と語気を強める。
小学１年で野球を始め、もともとは右打者。
小学３年の時にテレビでイチロー（マリナーズ）の打撃を見て「凡打でも足を生かして塁に出られる」と感動した。
以来、左打ちを練習。現在の右投左打のスタイルを確立させた。
新チーム結成後の公式戦では９試合に出場し、３割６分８厘の高打率をマーク。
不動の一番としてチャンスをつくり、５０メートル６秒の俊足も生かす。庄司秀幸監督（３３）は
「野球に対する姿勢がすばらしい。細矢の出塁が得点のカギを握っている」と期待する。
細矢は「初球です。とにかく思いっきり振って勢いをつける」。
“山形中央のイチロー”がバットと足でチームを乗せる。
◆細矢 凛（ほそや・りん）１９９２年４月１１日、山形県天童市生まれ。１７歳。
成生小１年時に成生ファイヤードラゴンズで野球を始め、内野手。天童四中を経て山形中央では
１年春からベンチ入り。２年秋から遊撃手のレギュラー。右投左打。５０メートル６秒。
１７１センチ、７１キロ。血液型Ｂ。家族は両親と兄、祖父母。
ソース：スポーツ報知（03/16）
URLﾘﾝｸ(hochi.yomiuri.co.jp)
URLﾘﾝｸ(hochi.yomiuri.co.jp)