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広州アジア大会の男女マラソン代表選考会が終了した。本来なら優勝か上位入賞者が評価順に選ばれるが、
名古屋国際女子を制した加納が辞退を表明するなど、出場に二の足を踏む陣営が多く、男女それぞれ2枠を決める
16日の日本陸連理事会は難航しそうだ。
もともと日本陸連では五輪中間年に開催されるアジア大会を「若手の登竜門」と位置づけ、今大会もロンドン五輪に
つながるホープを派遣する腹づもりだった。しかし、女子の選考レースの日本人トップは3大会とも30代。
「若手が一人でもからんでくれればよかったんだけど…」と日本陸連の武冨豊・女子マラソン部長は打ち明ける。
現在、選考レースの日本人最上位選手で、アジア大会出場に前向きな姿勢を示しているのは、
横浜国際2位の嶋原清子(セカンドウィンドAC)と、びわ湖毎日2位の佐藤智之(旭化成)だけ。
加納はアジア大会と同じ11月に開催されるニューヨークシティへの参戦意思を表明した。
ベテランを中心にアジア大会を敬遠する流れは、駅伝などのロードシーズンと重なる日程上の理由が大きい。
アジア大会のメダル最上位者は来年の世界選手権(韓国・大邱)代表に決まる見込みだが、日本陸連の当初の
考えでは金メダリストのみが対象だった。世界選手権、五輪につながるチャンスは広がったものの、
駅伝重視のチーム事情から、この傾向に歯止めはかかっていない。
こうした事情で、名古屋国際女子4位と健闘した伊藤舞(大塚製薬)らも選考対象に浮上してきても不思議ではなく、
日本陸連は頭を悩ましそうだ。(細井伸彦)
【マラソン】敬遠されるアジア大会 若手出てこず、ベテランは駅伝重視 - MSN産経ニュース
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