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日本ハムの新外国人ボビー・ケッペル投手(27=ツインズ)が、先発ローテ3本柱の一角に名乗りを上げた。
オープン戦に先発し7回2失点と好投。春季キャンプから評価が右肩上がりの助っ人に対し、梨田監督は
開幕3戦目となる、22日ソフトバンク戦(札幌ドーム)の先発起用を示唆した。
海を越えてやってきた優しい顔のナイスガイは、実力で投手陣“第3の男”になった。オープン戦2度目の登板と
なったケッペルが、阪神打線を相手に7回7安打2失点と好投。「今は状態がいいです。キャンプからやってきた
ことが生かされています」。安定感のある投球に、梨田監督は早くも「テンポもボールもいいし、期待できる。
(開幕から)早いときに使いたいね。3戦目が有力」と、22日ソフトバンク戦(札幌ドーム)を任せる考えを示した。
196センチの長身から繰り出すキレのいいチェンジアップが、凡打の山を築いた。5回までわずか3安打で
無失点。「06年に1度だけ対戦したことがある」という城島には左翼線二塁打を許したが、走者を背負っても
崩れることはなかった。
6回に捕ゴロを処理した鶴岡の一塁送球が打者走者と交錯し(記録は捕前安打)、自身の暴投なども絡んで
2失点した。「ちょっと投げ急いでしまった。もう少しゾーンを広げてやっていきたい」。反省し課題をしっかり受け
止め、7回には再び3者凡退に仕留めており、修正能力の高さも見せつけた。
日本での生活も1カ月半が経過。通訳や多田野など、英語を話せる人物を見つけると「日本語講座」を迫り、
日々上達している。この日の6回には、ベンチで首脳陣から「交代するか?」と問われると「モンダイナイ」と
日本語で答えて、続投を志願した。地元北海道ではズワイガニに舌鼓を打ち、「日本の食べ物も大丈夫」と、
すっかり溶け込んでいる。
次回登板予定の16日中日戦(鎌ケ谷)が、開幕前最終調整になる。「走者がいるときにセットポジションを
しっかり止めることと、クイックのときに体が開いてしまう部分を直したい」。日本語同様、投球技術も成長を
続けている。
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