10/03/07 19:42:29 0
野球のプロ・アマ交流制限が大幅緩和、関係者に期待と不安/横浜など
URLリンク(news.kanaloco.jp)
野球界のプロ、アマ問題に大きな進展があった。日本学生野球協会が先月24日、
日本学生野球憲章の最終改正案を全会一致で承認。4月1日から施行予定の新憲章には、
プロとアマの交流制限が大幅に緩和されることが明記された。高校生選手とOBのプロ選手が
会話をすることにも気を使うなど、「建前上」はプロとアマの間に高い仕切りが設けられている野球界。
一方で“裏金問題”に象徴される「本音」の部分では、双方のさまざまな思惑が渦巻いてきた。
緩和で何が変わるのか、関係者に期待と不安が広がっている。
1月。横浜市金沢区の横浜高校長浜グラウンドに、同校OBのプロ野球西武・涌井秀章選手の姿があった。
毎年恒例という後輩に交じっての自主トレーニングだが、持久走では球児から離れて最後尾を走り、
会話も極力控える。漂うよそよそしい空気も、恒例だ。
旧憲章は、現役プロ選手がアマ選手と接触するのは出身校でのみ可能とした上で、技術指導などを
一切禁じている。横浜高の渡辺元智監督(65)は「教え子たちなのに、グラウンドにも入れられなかった」と
振り返る。横浜ベイスターズの内川聖一選手は、オフで大分に帰郷した際、母校・大分工高にはあえて顔は
出さないようにしている。「後輩にいろいろ教えてあげたいが、それができなかった。サッカーやラグビーでは
認められ、なぜ野球だけ駄目なのか」
プロ、アマの交流が厳しく制限された経緯は、半世紀以上前までさかのぼる。プロ野球が
国民的スポーツに定着した1950年代、プロ側による有望選手の事前勧誘が頻発した。
契約金を積んで学生を奪っていくような勧誘に、学校での部活動が中心のアマチュア球界は強く反発。
両者の関係は冷え切った。
>>2以降に続く