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たった一言「愛してる」と伝えるためだけに、全人生を賭けて詐欺と脱獄を繰り返し、あげくのはてに懲役１６７年！
冗談みたいな話だが、れっきとした実話だというからあきれるというより笑ってしまう。米国というところは、
だました話もだまされた話もスケールが大きい。
物語は、主人公が、一度きりの人生なら世間体を気にするより自分らしく生きたいと決心するところから始まる。
ゲイであることを家族に伝え、離婚後は詐欺師として暮らすスティーヴンは、保険金詐欺で投獄された刑務所で
心優しいフィリップに一目ぼれ。出所後、２人でセレブライフを始めるが、それには莫大な費用がかかる。
フィリップを幸せにしたい一身で詐欺を繰り返すスティーブンだったが、やがて嘘がばれてしまう。自分に会って
くれないフィリップに「愛してる」と伝えるために、スティーブンが思いついた一世一代の大勝負とは…。
ＩＱ１６９の天才詐欺師スティーブン・ラッセルは、今もテキサス州の刑務所に収監されているそうだ。これほどの
知能ならフツーに働けばどんな成功も意のままという気がするのだが、そんな彼を惑わせるのが「愛」というのが
おかしくもロマンチック。ゲイで天才詐欺師という個性的な役を演じたジム・キャリーが出色だ。恋人のフィリップを
喜ばせたい一身で暴走するエキセントリックな姿は、必見。警官から詐欺師、脱獄王へと華麗に転身する男の
人生は、まさにアンビリーバボーなのだ。
ソース
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画像
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スティーブン・ラッセル
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フィリップ・モリス(右)
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