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空軍がバンクーバー冬季五輪「フィギュア・クィーン」の金妍兒(キム・ヨナ、20、高麗大)を
空軍広報大使に委嘱する案を推進することが1日、わかった。
空軍が金妍兒に目をつけたのは、彼女が氷面で駆使する華やかで難易度の高い技が、
空軍の高難度の戦闘機操縦技術と似ているという理由からだ。
空軍側は、金妍兒の各種ジャンプの技が戦闘機の離着陸を連想させると説明した。
「ジャンプ跳躍」と「ランディング(着地)」は、それぞれ戦闘機の離陸と着陸に喩えることができ、
金妍兒の持ち味の「トリプル・ルッツ」と「ダブル・アクセル」は、
ネジのようにくるくる回転するスクロール・ロール(Screw Rol)技術に喩えることができるという。
金妍兒がフリーレッグを後ろにして氷面を滑る「スパイラル・シークエンス」は、
戦闘機が敵機を撃墜して安全に帰還する際、水平飛行をする姿を連想させる。
氷面を滑りながら滑っていない足を上げて360度回転させる技は、
飛行機を360度の垂直の円を描くように起動する操縦技術の「ループ」と一緒だ。
金妍兒が氷面を広く滑ってからジャンプする時の、競技場のフェンス近くまで接近して急回転する技は、
戦闘機の空中戦でも必要な技術だ。
空軍では空中戦を「犬のしっぽ取り」という意味で「ドッグファイト」と呼ぶ。
敵機をミサイルで撃墜するためには、できるだけ速く自分の戦闘機を敵機のしっぽの方へ移動させなければならないが、
このためには「急回転(Hard turn)」をうまく駆使しなければならない。
狭い半径で90度の角度で急回転する戦闘機の操縦技術とフェンスの近くで
3回以上の急激でスピーディーなジャンプを跳ばなければならないフィギュアスケートの技が似ているという。
空軍は金妍兒の多様なフィギュアスケートの技と戦闘機の操縦技術を比較する映像資料を作り、
金妍兒の帰国を待っている。
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