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日本ハムの2年目左腕・土屋健二投手(19)が28日、ヤクルトとのオープン戦で8回に登板し、打者3人を
ピシャリと抑えた。球速以上に打者がスピードを感じる直球を武器に、首脳陣の評価は急上昇。今後は中継ぎ
だけでなく、先発テストも課されることになった。ダルビッシュ、武田勝、八木らに続く先発候補に、成長著しい
若手が名乗りを上げた。
驚くような球速ではない。スピードガンに計測されたのは最速137キロ。それでも土屋の直球は数字以上の
威力があった。8回からマウンドに上がると、打者3人をピシャリ。オープン戦とはいえ、入団2年目で初の1軍
登板なのに緊張することもなかった。
「高校時代からいろいろ経験していますから…。ガチガチになるような緊張をすることはありません」。08年夏は
名門・横浜高の左腕エースとして甲子園4強。アマ時代から大舞台を経験している強心臓に、プレッシャーなど
関係なかった。
そんな投球とマウンド度胸を首脳陣も高く評価する。当初は中継ぎとして1軍に置いていく方針だったが急きょ、
先発テストを行うことになった。島崎投手コーチは「札幌ドームでは先発のチャンスがある。お客さんがいる中で
どんな投球ができるのか見てみたい。こんな投球ができるなら先発もできるし、ロングリリーフもできるはず」と、
あらためて土屋の適性を見極めるのだ。
現在の先発陣はダルビッシュ、武田勝、八木が当確。ここにケッペル、カーライル、多田野、糸数、木田らが
絡んでくる。
それでも不測の事態がいつ起きるか分からない。育ち盛りの19歳左腕がローテーション争いに加われば、
投手陣の層が厚くなるだけではなく、梨田監督にとってもさまざまな起用法を駆使することができる。「制球に
心配がなくて安心感がある。どっちつかずになっても困るからね」と指揮官。7日のヤクルト戦(札幌ドーム)で
先発起用されることが有力。「先発したい気持ちはバリバリある」。春季キャンプは2軍スタート。怖いもの
知らずの若武者に、大きなチャンスが巡ってきた。
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