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残り2日間となったバンクーバー五輪の国別メダル獲得ランキングで、日本は現時点で19位。
一方、お隣の韓国は、フィギュアスケート女子で圧勝した金妍兒(キム・ヨナ)やスピードスケート勢の活躍で、
欧米諸国と互角の5位につけた。なぜ、ここまで日韓で差が開いてしまったのか。韓国スポーツ事情に
詳しいジャーナリスト・大島裕史氏(49)の分析も交え、探った。
▼世代 活躍中の韓国勢はヨナを含め、88年ソウル五輪前後生まれ。「“G(グローバル)世代”という
通称もある。昔の韓国勢は、国を背負う気持ちで気負って硬かったが、G世代は国際大会でも物おじしない。
アピールして有名になってやろう、と悠々している」(大島氏)。かたや日本の同世代は、“ゆとり”とくくられることもある。
「内向きというか、国内で満足している」(同氏)。グローバルとは正反対か。
▼メンタリティー 「例えば日本の子は北島康介にあこがれ、競泳を始める。あくまで遠いあこがれの存在。
でも韓国の子は、“自分もヨナになれる”と思い、始める」(同氏)。目指す場所に差があるという。
▼施設 スピードスケートで金メダルを量産した韓国は、2000年に国際規格の屋内リンクを造った。
「代表は、ほぼ通年で使えるし、元々、強いショート勢もいて、その場で技術を学べる。練習環境がいいですね」
(大島氏)。一方、日本のリンクは、通年で使えないうえ、ショート勢は別練習。技術交流には手間がかかる。
▼報酬 日本は金メダリストに300万円、韓国は4000万ウォン(約307万円)と国の報奨金は大差ない。
ただ、韓国は上位者への年金制と、男子は兵役免除がある。「制度は以前からあり、躍進の理由とはいえないが、
動機のベースには、なっている」(同氏)
(>>2以降に続く)
スポーツ報知
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