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横浜Ｍへの復帰が決まり、２８日に会見する日本代表ＭＦ中村俊輔（３１）が２７日のバルセロナ
出発直前、現在の心境をスポーツ報知に独占激白した。
６月のＷ杯南アフリカ大会での勝利と完全燃焼を目指す司令塔は、欧州時代に封印された
居残り練習の完全解禁で新技開発に着手することを明言。また、古巣への“横浜愛”を
強調するとともに、現役時代ＦＫの名手だった木村和司監督（５１）との秘話も明かした。
生まれ故郷・横浜凱旋直前のファンタジスタは万感の表情だった。
「最後になるかも知れないＷ杯を前に出場機会を失うわけにいかなかった。同時に自分を
育ててもらったＪリーグとマリノスに欧州で蓄積した経験を還元したい気持ちもずっと持っていた」
昨夏加入したエスパニョールとの離別。自身２度目の６月のＷ杯南ア大会に懸ける執念が
７年半ぶりの古巣復帰実現の要因だが、ジュニアユースとプロ１年目から５年半過ごした
横浜Ｍに対する恩返しの気持ちも強い。
「レッジーナ移籍直前の０２年を一番覚えている。その頃、日本代表で左サイドで使われて
いたけれど、『真ん中で対等に試されたい』と葛藤を抱えていた。０１年に自分自身が悩んで
迷走して、悪循環に陥った。自分自身もサッカーを楽しむ、応援してくれたファンを魅了したい
という原点に回帰できたのは０２年にクラブが（奥大介ら）いい補強をしてくれたおかげ。
チームは日韓大会まで１敗もしなかったし、Ｗ杯に落選しても、出場選手に自分が負けている
劣等感はなかった。そう思えるまで回復させてくれたクラブに恩を返したい」
Ｗ杯まであと３か月だが、Ｊリーグでも更に進化できると確信する。
「監督の方針で欧州ではできなかった自主練習をどんどん増やす。自分には脳に浮かんだ
イメージを具現化するために大事な作業で、新たな技やテクニックを会得できるようにトライする。
毎日が試行錯誤になる」
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