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●楽天
昨季まで、野村前監督が徹底したデータ分析を行い、球団創設以来初のAクラス(2位)になった楽天。
データを重視する「ID野球」は、一応の成功を収めたといえる。
今年から指揮を執るブラウン監督は前任者とは異なる指揮官だ。
昨年まで野村前監督に厳しく指導されていた捕手の嶋はこう話す。
「去年までは、打たれちゃいけないという恐怖感がかなりあった。そう思えば思うほど、
配球や打者のことを考えられなくなったり、(頭が)混乱したりしていました。
ベンチでの(説教されている)様子を知ってると思いますけど(笑い)。
今は監督が自分を信じてくれているように感じます。四死球とか、自滅するプレーが
続けば怒られますけど、基本的にマーティーは僕のことをあまり責めたりしない。
打たれても自信があるならそれでいいと言ってくれるんです」
そのブラウン監督は、データの詰め込みとは別のものを嶋に要求しているという。
「打者のクセや動きを逐一見ろと言われた。『相手を観察することで(打ち取るための)ヒントが
必ず出てくる』と言うんです。去年までは数字漬けだったのでビックリした」(嶋)
この驚きはナイン共通のものかもしれない。
(日刊ゲンダイ2010年2月25日掲載)
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