10/02/26 06:38:13 0
本田がデビュー戦で輝きを放った。トップ下で先発し、開始早々から積極的にプレー。
前半13分に最初の見せ場をつくった。右クロスを受けてからDFをかわし、左足を
振り抜いた。約30メートルの“初シュート”は惜しくもサイドネットに外れたが、
潜在能力の高さを見せつけるには十分だった。
これを機にボールが集まり始め、前線で難しいパスを巧みにさばいてアクセントにも
なった。1点を追う後半21分には、DFを背負いながらイグナシェビッチにパス。
M・ゴンサレスの同点弾を演出した。放ったシュートは4発。疲労が見え、警告を
受けた直後の後半38分に交代するまで、縦横無尽にピッチを動き回った。
「(最初のシュートは)本来なら決めていた。微妙なズレはこのレベルに慣れていないから。
スピード、体力、1対1が課題」。試合後は反省が口をついたが、大舞台でも動じない
強心臓を披露した。
本田のプレーに岡田監督も敏感に反応した。深夜、テレビでチェックした指揮官は
「ほぼ1試合出場しており、コンディションは悪くない。俊輔のサブといわれているが、
私は同時に起用している。VVVの時よりアグレッシブになっている。大きな期待を
持っている」。調子の上がらない代表の起爆剤として期待する。
指揮官はさらに、「代表スタッフには、『オレはこんなものじゃない。まだ成り上がりますよ』
と言っていると聞いた」と本田のビッグマウスが復活していることを明かした。
昨年、代表で活躍できず封印していたが、新天地で自信を取り戻したのか、岡田監督は
「そのチャレンジ精神は素晴らしい。もっと、やっちゃうんじゃないかと思っている」と
その姿勢を高く評価した。
ピッチを去る際に惜しみない拍手を送られ、初戦で地元ファンのハートをつかんだ。
26日に帰国し、万全の体調でバーレーン戦に臨む。「(試合に)出て、結果を出したい」。
本田が、決定力不足に悩む岡田ジャパンの救世主になる。
ソースはURLリンク(hochi.yomiuri.co.jp)