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野村カープが24日、地獄のキャンプ打ち納めを敢行した。ランチ後3時間、
全員がフリー、ティー、ロングティー打撃と休む間もなくバットを振りっぱなし。
25日のキャンプ打ち上げ前の猛烈追い込みに選手らは悲鳴を上げ、地面にひざをついた。
想像を絶する地獄の打撃デーだった。今キャンプ初めて、ランチ後の練習はすべて打撃。
野手陣は12時半から3時間、ひたすら振り続けた。
A、B班に野手全員を分け、メーンの天福球場と室内練習場で交互にフリー、ティー、
ロングティー打撃を延々と繰り返した。前田智、石井、外国人以外の選手はこれで終わらない。
広島名物の連続ティー打撃が待っていた。息つく間もなく、上がるトスを100球近く打ち込む。
「頑張れ」と内田打撃コーチがゲキを飛ばす中、そこかしこから若手の悲鳴が上がった。
山本芳は野村監督から「うるさい」と言われ、口にテープを張られ、悲鳴すら許されず。
「ウーウー」と、うなり声を上げながら打ち切った。最後の1球を打ち終えた広瀬は、
両ひざを地面につき、放心状態だった。
貧打解消へ、今キャンプは振り込む量が激増したものの、普段は守備、走塁練習もあり、
全体での打撃メニューは1時間程度。居残りで特打する選手も多いが、野手全体での
打ち込み時間は異例の長さだ。
野村監督は「実戦になってくると振り込む量は少なくなるからね」と、意図を説明した。
野手の前に行われた投手陣のフリー打撃では、自ら打撃投手を務め、コーチ陣も
打撃投手を買って出た。キャンプ打ち上げの25日は帰広組と福岡でオープン戦に
出場する組に分かれ、帰広組は半日練習になる。全員そろっての終日練習は
この日が最後。だからこそ総動員での“打ち納め”だった。
「連続ティーとか意味ない、と思うかもしれないけど、その意味ないことがあとで生きてくる」
と、野村監督。松本や会沢は「キツイけど振り込みは大事。続けていく」と、口をそろえた。
指揮官の意識改革は確実に浸透している。
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