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一度見始めると、テレビの前から離れられない。バンクーバー冬季五輪カーリング女子で、
日本代表「チーム青森」の奮闘が、視聴者をくぎ付けにしている。
プロ野球・楽天の前監督、野村克也さんがいうように「日本人には“間”のあるスポーツが向いている」
のだろう。散らばったストーンの配置を見ながら「次はこの石を狙って、この辺に当てて…」と、
解説しているファンが多い。かつての野球における“一億総評論家”状態が、いまカーリングで再現されている。
スコアを見ても野球同様、多くの「0」や「1」が上下に並び、均衡した状況を破る「ワンプレーでの大量点」
が醍醐(だいご)味となっている。五輪1次リーグの英国戦第9エンド、日本のスキップ(主将)目黒萌絵が
投じた5点ショットは、一発4点の満塁本塁打をもしのぐ衝撃があった。体力的に「毎日試合ができる」のも
野球と通じる大きな強みで、リーグ戦の流れにファンを巻き込んでとりこにする。前回トリノ五輪で人気が
出たのも、他競技の日本選手の成績が振るわず、カーリングが連日放送されたことが幸いした。
今回は開幕前から堂々の注目競技になっている。
カーリングは「日本人に向いている」だけではなく、「日本人が忘れかけている」伝統の精神を
持ち合わせているようだ。前述の目黒のショット直後、勝ち目がないと判断した英国チームは、
最終エンドを残しながら負けを認めて握手を求めた。この行為を、新聞では一般的でわかりやすい
「ギブアップ」と表したが、正しくは「コンシード(concede)」といい、「勝ちを譲る」という意味合いが強い。
勝てる可能性はゼロではないが、相手の技量を認めて勝ちを譲る-。武士道的で、将棋の投了にも似た潔さがある。
(>>2以降に続く)
ソース:MSN産経ニュース(02/24 07:35)
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
★1が立った時間 2010/02/24(水) 16:25:51
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