10/02/24 11:08:33 0
「CSKA(チェスカ)の選手は英語をそんなに話せないからか、まだみんな心を
開いてない感じですね。ロシアを初めてプレーする外国に選んでいたら、
すごく大変だったかもしれない。でも、日本からオランダに行ってすぐのときより、
雰囲気や環境への慣れは確実に早い。オランダで培ったものを見せるときが
来たんじゃないかなと思います」
昨年の大晦日、本田圭佑は2年間在籍したVVVフェンローから、
CSKAモスクワに移籍した。
1911年創設のCSKAモスクワは、リーグ制覇10回を誇るロシアの名門。
陸軍中央スポーツクラブが前身で、そのロシア語の頭文字が今もクラブ名に残る。
2003年頃から石油や銀行など大手企業のスポンサードを受け、国内外から有力選手を獲得。
選手層の厚さはロシア屈指で、'05年には初の国際タイトル、UEFAカップを制している。
昨年は成績不振を理由に監督交代が相次いだ。新任のジーコが更迭され、
後を継いだファンデ・ラモスはわずか1カ月でクラブを去った。
だが、ロシア人監督レオニド・スルツキーの就任をきっかけに本来の力を取り戻すと、
チャンピオンズリーグ(CL)ではロシア勢で唯一、決勝トーナメント進出を果たした。
これまでクラブに惜しみない投資をしてきたエフゲニ・ギネル会長は、本田の獲得にも
大枚を叩いた。その額、900万ユーロ(約12億円)。本田に大きな期待を寄せている。
「ホンダはトップ下でゲームを作るだけじゃなく、ゴールも決めることができる
“ビューティフル”なプレーヤーだ。CSKAの強化部門は半年以上も前から注目していた」
ロシアで暮らすとなると、冬にはマイナス15度前後にもなる気候や、日本やオランダとも
異なる文化にも馴染まなければならない。何より、W杯の半年前に未知なる国へ渡るのは
相当にリスクが高い。
本田はすべてを承知した上で、移籍に踏み切った。
その決断には彼なりの理由がある。
(続く)
URLリンク(number.bunshun.jp)
URLリンク(number.bunshun.jp)