10/02/23 11:19:05 0
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リーグ戦の開幕前は、観戦する方にとっても、やはりゲームに飢えている状態である。
最近は、プレシーズンマッチがキャンプ地で行われることが多く、キャンプ取材に行かないと、なかなかゲームが見られない。
というわけで、フクアリで行われた「ちばぎんカップ」に、張り切って行ってきた
(いや、本当は、明け方にセリエAのインテル対サンプドリア戦の解説が入っていて、
朝の7時に終了して、そのまま2時間半仮眠を取ってから、眠い目をこすりながらの観戦だったのだが……)。
両チームとも仲良くJ2に陥落したシーズンの幕開けを飾るという、微妙な位置づけの千葉ダービーだったのだが、
スタジアムに着いて、まず嬉しかったのは、かなり多くの観客が詰め掛けていたことだ。発表された入場者数は1万4567人。
2部リーグに落ちても、それでも、多くのサポーターが見守ってくれる。これは、Jリーグが作り上げてきた文化である。
プロ野球というのは、たった12球団しかないので、当然2部落ちというのはないのだが、「全球団が優勝争いをする」という設定で毎シーズンが開幕する。
たった12球団が2つに分かれて、たった6球団のリーグ戦だから、優勝争いから離されてしまったチーム同士の戦いは単なる「消化試合」となってしまうのだ
(その予防のために、「クライマックスシリーズ」と称したプレーオフ制度が必要なのだろう)。
だが、サッカーは自由競争のリーグ戦で、チーム経営の失敗などでチームが弱体化すれば容赦なく2部に落とされてしまうし、失敗が続けばチームは解散となる。
当然、はなっから優勝など狙えるわけのないチームもあり、残留だけを目標にしているチームもいれば、1部昇格が何年越しの悲願というチームもある。
それでも、地元のサポーターは、そのことを承知で応援を続ける。そんなサッカー文化が、Jリーグ発足からわずか(?)17年間ですっかり定着したのだ。
そんな、なかなか素敵な雰囲気の中ではじまった千葉と柏の試合は、試合内容も期待していたよりも、ずっと良かった。