10/02/19 21:53:07 0
織田信成は気がついていた。だからこそ悔いが残った。
「演技の前から切れていた。感覚狂うのが、いやだったから変えたくなかったので
切れたところをくくってやっていました。フリップ終わったら全部ほどけちゃって…」。
あふれる涙。あの時、代えていればと思えば思うほど、自分の判断の甘さが
悔やまれてならない。7位入賞の喜びはかけらもなかった。
演技後半だった。ジャンプの着氷が乱れ、手をついた後に右足の靴ひもが全てほどけた。
「最後まで行けるかと思ったが…」。しばしぼう然とするしかなかった織田。
気を取り直して、コーチのもとへ駆け寄り、靴ひもを交換。演技途中の中断による
減点を覚悟しての決断だった。
会場のなんとか最後まで演じきったが、後ははっきり覚えていない。
「悔いが残る大会になった。4回転は挑戦するだけの実力がなかった。
自分の責任。終わった瞬間は真っ白という感じだった」。
何度も「自分の責任」という言葉を繰り返したが、その度に大粒の涙がとめどなく
あふれ出た。
ソースはURLリンク(www.sponichi.co.jp)
男子フリーの演技を終え、残念そうな表情を見せる織田信成。左はモロゾフ・コーチ
URLリンク(www.sponichi.co.jp)
前スレ 2010/02/19(金) 15:25:59
スレリンク(mnewsplus板)