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複数のスポーツ紙のアンケートで、9割近い人たちが岡田監督の解任を求めているという。
フジテレビのアンケートでは、約7割がW杯での日本の成績を3戦全敗と予想していた。
今や岡田監督は、麻生前政権末期以下の支持率だということになる。
ところがそれでも犬飼会長は監督を代えず、世論の沸騰とは裏腹に、日本協会内部には波風が立っている様子がない。
政界と異なりサッカー界にはシャドーキャビネットが存在しないので、外部の意見を遮断してしまえば、いくらでも現体制を維持できる。
しかしこのまま民意を切り離して独走を続ければ、希望を失ったファンがサッカーに背を向け去っていくのは明らかだ。
犬飼会長は、代えないリスクと代えるリスクを天秤にかけ、改めて続投を確認したのだという。
岡田監督に対して「頑張らせます」というコメントも見た。要するに「まだ大丈夫」という協会側と、
もう希望が持てない」と感じるファンの意識は、大きくかけ離れている。
昨年僕は犬飼会長と原技術委員長にインタビューをする機会があったのだが、この時も危機意識のズレに違和感を覚えた。
もちろん「日本サッカーが危機的状況に瀕していますが」と水を向けた僕に「ええ、そうなの~?」と返す原技術委員長のおとぼけぶりが、
本音だとは思わない。原氏自身も危機意識を抱いたからこそ、協会に入り様々な改革を試みようと考えたはずだ。
しかし時期がW杯出場を決めたばかりだったこともあり、会長、技術委員長ともに、代表、
あるいは代表を取り巻く現状を変革する必要性は、まったく感じていない様子だった。
今回の「代えない」という判断も、性急なファンの意向を「代えても良くなる保証はない」と、経験者の見識で諌めたという格好である。
まだスクランブルが必要なほど追い込まれてはいないという認識なのだろう。
だが「やっと日本らしいサッカーが出来るようになったのだから」(会長)という協会の判断は、
本当に多くのファンより成熟し、的を射たものなのだろうか。岡田監督が頑張って今の方向に歩めば、その先に好結果が待っているのだろうか。
(つづく)