10/02/15 11:42:35 HuGyCeaM0
4 鈴木家の場合
私は以前、明治記念館で開催されたある経営セミナーの懇親パーティーで、チチローこと
鈴木宣之氏にお会いして名刺交換をしました。その時いただいたお茶目なイラスト入りの
「チチロー名刺」が実に印象的でした。
チチローは、セミナー会場でわが子イチロー(鈴木一郎選手)の育て方について、
数々のエピソードを披露してくれました。
子供の頃のイチローの偏食をあえて直さなかったそうです。もっとも母親は、栄養のバランスを
考えて手作りの食事を与え続けたのですが、イチローに蔑ろにされ何度も泣かされたと聞きました。
当のイチローは、「大トロが食べたい」とか「今日はステーキの方がいいな」と贅沢三昧の日々を送っていました。
そう聞くとイチロー少年は、かなりわがままだったんですね。
そんな時チチローは、こう諭したそうです。
「本当は好き嫌いなく何でも食べなきゃいけないよ。でもお前が嫌いな物を嫌々食べるくらいなら、好きな物だけおいしく食べなさい」
これを聞いて思わず、えっ?と思いました。普通の親なら絶対にそんなことは言わないだろうと。
チチローに言わせると、「嫌いな物をがまんして食べても、かえってストレスとなり身体の滋養にはならない。
それならば好きな物を心からおいしいと思って食べた方がよっぽど栄養になる」ということで、この持論には脱帽です。
でもチチローは、こんなフォローも忘れてはいません。
「ただな一郎。お前がプロを目指し、いずれ大リーガーになりたいと思うなら、彼らの体格を見てごらん。
きっと食べ物に気を遣い、あれだけの体作りをしているんだろうね」
これには思わず、うまい!チチロー、あんたはエライ!!と思いましたよ。
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