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デフレ不況直撃!TV局4月改編 「コストカット」新番組の嵐
【TV離れが叫ばれて久しい。大切な事はオリジナリティ溢れた良質の
コンテンツを作る事。王道はそれしかないが4月の番組改編を見ると―】
■手間のかかる番組は終了
TVの魅力が薄れつつある。いつも同じ顔ぶれのお笑い芸人・タレントがひな壇に並ぶ
バラエティやクイズ番組ばかり。大人の鑑賞に堪える良質なドラマやドキュメンタリーに出会える
事は滅多にない。元番組制作会社プロデューサーで東京工科大学の碓井広義教授もこう語る。
「制作サイドは手間をかけず安上がりなバラエティで目の前の数字を1%でも上げる事しか頭に
ないのではないでしょうか。視聴者にこんな番組を見せたいという長期的な展望が感じられません」
デフレ不況で民放キー局の09年9月中間連結決算は全5社が減収、TBSは赤字転落。
現場スタッフは限られた予算で四苦八苦。だが局の上層部は更なる経費削減を現場に
強いていく。その苦境は4月の番組改編にも如実に反映されている。各局がやっている事は
金のかかる番組・出演者を切るコストカット。
この3月、「ジャンクSPORTS」や「エンタの神様」など各局の人気番組が相次いで終了する。
「ジャンク」終了の理由をフジ関係者が語る。
「浜田雅功のギャラは1本100万円、内田恭子も50万円はいく。アスリート達の出演料も
清原和博や朝青龍などの大物なら浜田とそう変わらない。(省略)」
後枠は「爆笑レッドカーペット」が横滑りし、その後枠には火曜深夜の松本人志の番組が
移行。普通に考えれば松本の番組が日曜20時台にくればいいのではと思うのだが…。
「日曜20時台はかつてダウンタウンのバラエティ番組が放送されていましたが
プロ野球中継に無断で差し替えられた事に松本人志が激怒し、それが原因で打ち切り。
そのため松本はこの枠に嫌な思い出がある。(省略)」(前出・関係者)
日テレの「エンタ」終了の理由を番組に関わる放送作家が明かす。
「担当プロデューサーとその上司の折り合いが良くない事が原因の一つでしょう。
確かに視聴率低下もありますが、そんな背景があり、あっさり打ち切り。(省略)」
後枠は「嵐」出演のバラエティ番組に決定。
(>>2以降へ)
週刊現代2010年2月20日号より要約