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力任せにゴールをこじ開けた。1-0で迎えた後半20分。DF闘莉王がジャンプ一番、
CKを頭でぶち込んだ。昨年10月8日の香港戦以来となる代表通算7点目は、雨を
切り裂く弾丸ヘッド。拙攻と寒さに震えるサポーターに向けて、右手を高々と突き上げた。
「チャンスの半分入っていれば10点は取れた試合。オレがサポーターだったらこんな
寒い中、外に出ないよ」
ゴール欠乏症の攻撃陣を見かねて、自ら攻め上がった。ときにはFWを追い越し、
チーム最多のシュート4本。右サイドバックのDF内田は「闘莉王さんは勝手に
上がってしまう。でも、あのパスセンスはやっぱりブラジル人だよ」と苦笑した。
岡田監督はハーフタイムに「もっとゴールを取りたいという気持ちをもってプレーしろ!!」
と声を荒らげた。それに鋭く反応したのが、FWではなく闘莉王だった。
「メンバーを変えずに点を取るなら、闘莉王をトップに上げる手はある。きょうは少し
行き過ぎたが…」と心配しつつも、戦術として“FW闘莉王”を容認せざるを得ない状況だ。
日頃からブラジル代表DFルシオ(インテル)を例に出し「リスクを冒すが、きちんと守備に
戻る姿勢を見てほしい」と助言を送っている。
だが、強豪ぞろいのW杯本番で、闘莉王がSBの持ち場を離れて攻撃参加する時間は
限りなく少ないはずだ。得点を期待できない状況で、これで8試合連続完封を果たした
闘将は「後ろでガマンするのは、いい練習になるよ」と攻撃陣に皮肉を飛ばした。
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高いヘディングで追加点を奪った闘莉王(4番)。「10点は取れた試合」と満足はしていなかった
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