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(>>1より)
男子フィギュアでは高橋大輔、織田信成がメダルを狙う。とはいえロシアのエフゲニー・
プルシェンコの力は一枚も二枚も抜けている。新採点方式では失敗すると重ねて
減点されるため、ジャンプも安全策を取る選手が多くなった。そんな中、トリノ五輪優勝の
プルシェンコは昨年10月のロシア杯でアイスショーから復帰。ショートプログラム(SP)で
4回転―3回転の連続ジャンプを決め、周囲の度肝を抜いた。
高橋、織田も4回転ジャンプ成功がメダル取りのカギになるが、すでに欧州選手権では
11人が4回転に成功。メダル取りのレベルは上がるばかりだ。
●大舞台にめっぽう弱いスピード陣
15歳の高木美帆の代表入りで話題豊富なスピードスケートも金メダルは遠い。
加藤条治、長島圭一郎、及川佑の3人が出場する男子の500メートル。加藤は前回の
トリノで世界記録保持者として臨んだが6位と敗れ、大一番での弱さを露呈。日本時間9日
(現地時間8日)の記録会でもカーブで練習を中止。「今の状況は本当にひどい」(加藤)。
トリノ13位の長島は記録会で21選手中3位。順調なのが救い。
今季世界ランク1、2位の韓国勢、トリノ五輪1000メートル優勝で、今大会は500メートル
にも出場するデービス(米)など強豪揃い。それならむしろトリノでほとんど無名で4位に入賞、
その後、加藤の持つ日本記録を塗り替えた及川に一発逆転の可能性がある。
メダルの可能性だけなら女子3000メートルリレーの方が高い。
●米専門誌は金ゼロ、銀3個と予想
スキーは前回から選手数が10人減らされた。それだけ全体のレベルが落ちている証拠だろう。
「ジャンプは今回、原田雅彦コーチが代表メンバーから外れたことがプラスです。
原田コーチは現役時代、勝負弱さからしばしばチームの足を引っ張りながら、
長野五輪の団体で優勝するとすっかりヒーロー気取り。それで選手間の評判は
ガタ落ちしていた。原田コーチがいないことでチームのまとまりは出てきたので、団体での
銅メダルなら望みはあるでしょう。個人? 誰ひとりとってもメダルには程遠い」(現地記者)
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