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【世界のスーパースター】金妍児(韓国) フィギュアスケート女子
向かうところ敵なし。昨季の世界選手権を制して念願の女王の座についた。
今季は、グランプリ(GP)シリーズ開幕戦のフランス杯で210・03点を出し、
自身の世界歴代最高を更新。「自信になった」と五輪制覇へ思いを深めた。
連続3回転ジャンプは高さ、美しさともに世界最高峰。男子選手に匹敵するともいわれる。
GPスケートアメリカ、同ファイナルは一部のジャンプで失敗しながら優勝。
「ミスは誰にでもある」と笑い飛ばし、揺るがぬ強さを印象づけた。
フランス杯に続き、スケートアメリカではショートプログラム(SP)の世界歴代最高を更新。
現在、SP、フリー、合計得点すべてで女子の世界歴代最高を持つ。まして今季は負けなしの3連勝。
名実ともに世界のトップで五輪に向かう。
過去に五輪のフィギュアスケートで韓国勢のメダル獲得はない。
“国民の妹”と呼ばれ、金メダルの期待を背負う。
それでも「五輪は子供のころからの夢。いつもの滑りをすれば結果はついてくる」。
平常心を保つ気持ちの強さは相当だ。
ここ数年、ほとんど演技構成を変えていない。時間をかけて円熟味を増した滑りは、
指先まで神経が行き届いて美しい。「試合は緊張するけど、打ち勝つだけの練習をしているから」。
無意識に体が動くまで重ねた時間も女王の武器だ。
日本の浅田真央とは同じ19歳でジュニア時代からライバル。
今季、浅田が調子を落としても「真央は必ず五輪に出る」と底力を疑わなかった。
直接対決で浅田に敗れた昨季のGPファイナル後は、現在まで3連勝と完全に水を開けた。
狂いなく計画は進んでいる。カナダ人のブライアン・オーサー・コーチは
「今季に照準を合わせてきた。技術、表現がかみ合っている」と強気。
映画「007」の音に乗って華麗に舞うSPでライバルを突き放し、新しい歴史の扉を開く。
=おわり(この連載は堀健二、金子昌世、榊輝朗、宝田将志が担当しました)
ソース:MSN産経ニュース(02/10 23:10)
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
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