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１２日開幕（日本時間１３日）のバンクーバー五輪で日本に波及する経済効果は約７５億円になるとの試算結果を、
関西大大学院会計研究科の宮本勝浩教授が９日、発表した。
テレビの買い替え需要や記念グッズの売り上げなど一定の効果が見込まれるが、
開催国がカナダということもあり、国内イベントに比べて効果は限定的になるという。
試算によると、日本の選手団や応援グループなどの旅費、国内で販売される関連グッズの売り上げ、
ハイビジョンテレビや液晶テレビなどへの買い替え需要などの直接効果は３３億７０４６万円。
これに関連企業の売り上げ増加などによる一次、二次波及効果をプラスすると、総額は７５億１４００万円になるという。
この額は、野球のワールド・ベースボール・クラシック（ＷＢＣ）で昨年、
日本が２連覇を達成した場合の経済効果として試算した約５０６億円に比べると、かなり少ない。
宮本教授は「海外の五輪で日本選手が活躍すれば、日本人を元気づけ、日本を明るくする。
この金額以上の精神的なプラス効果があるのでは」としている。
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