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囚人まがいの強制労働 派遣労働者の1日
派遣労働者の憤りは毎日の扱いのなかでも増幅している。
1日の生活サイクルを聞くと早朝、送迎バス(朝5時頃と、昼2時頃に出発)に乗って宮田工場に出勤。
到着すると監視カメラ付きの通用門を抜けて、ライン作業に放り込まれる。
多くが単純作業で、神経を使いながら同じ作業を勤務時間中継続する。
一様に「普通の人はもたない」「ものを考え出すと頭がおかしくなる」と話されている。
仕事は何秒にいくつ生産するかなど細かく決められ、作業中に工場内で話す機会はほとんどない。
食事休憩も積極的に話しかけなければ無言のまま過ぎるという。
1日にほとんど話さない日もある。自分たちはいったいなんのために生きているのかと思う。
人とのつきあいも禁止された寮から出て仕事をして帰って寝るだけ。まるで囚人の強制労働。
人間扱いではなくモノ扱いでしかない」と話した。
今年8月に期間満了で切られたトヨタ期間工B氏(48歳・男性)も
「自分は独身だからまだいいが“秋に再契約される”と待っていた家族持ちの社員の
ことを考えると許せない。
トヨタはずっと史上最高益をあげてきたが、儲けられたのはいったいだれのおかげか!
そもそも簡単に使える雇用の調整弁として派遣労働を国をあげて促進した政府に責任がある。
“日雇い派遣禁止”でごまかさずに、使い捨ての派遣労働など全部なくしてみな正社員にすべきだ」といった。
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