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巨人のホンネ
この日、ワールドシリーズと日本シリーズの優勝トロフィーが東京・恵比寿の
「ＭＬＢカフェ」に展示され、式典を前に巨人・滝鼻オーナーが業務提携を結ぶヤンキースの
レビン球団社長と会談。ここ数年は巨人人気が低迷しているからだろう。「ヤンキースも
高額な席やシーズンシートが売れなくなっているということで、（レビン社長とは）営業情報、
選手に関する情報を共有するという話になった」と集客で協力すると明らかにした。
これまで親会社の読売新聞社はヤンキースタジアムに広告を出していた。松井秀が
移籍したエンゼルスの本拠地にも広告出稿の可能性を聞かれた滝鼻オーナーは
「今のところは考えていない」としながらも、「ディビジョンが（イチローのいる）
マリナーズと一緒だからスポーツマーケット的には面白い」とソロバンをはじいた。
今年になって浮上した日米の頂点を決める「グローバル・ワールド・シリーズ」の開催に
ついて「異論はない」としたが、本音じゃないのは見え見え。「雑談だけどね」と前置きし、
「それ（グローバル・ワールド・シリーズ）よりも、ヤンキースと巨人の定期戦をやったら
どうかという話が出た。毎年の開催は難しいけど、東京とニューヨークで交互にやるのは
可能ではないか」と具体案まで披露した。
要するに巨人が儲かればいいということか。
2010年2月2日発行の日刊ゲンダイより