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将棋の現役最年長棋士、有吉道夫九段(74)は2日、大阪市の関西
将棋会館で行われた第68期名人戦の予選、順位戦C級2組9回戦で
松本佳介六段(38)に118手で敗れて2勝7敗となり、規定により3月31
日付で引退が決まった。
通算成績は1082勝998敗。千勝達成棋士が、順位戦5階級のうち
最も下のクラスから陥落して引退するのは初めて。激しい攻めの棋風か
ら「火の玉流」と呼ばれた有吉九段のプロ生活は56年で幕を閉じる。
岡山県出身。1955年プロ四段、73年に棋聖位を獲得した。一流棋士
はC2から陥落する前に自ら引退するケースが多いが、「限界に挑戦した
い」と現役を続けていた。局後、有吉九段は「始めがあれば終わりがある。
ひとつの区切りと思う」と話した。
(2010年2月2日23時06分 読売新聞)
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