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(>>1より)
同事務局では時給で1200円前後とかなりオイシイ。採用基準に3、4級の資格は必須ではない
というが、同事務局は「受験費用の半分を援助するなど、フットサルの資格を取るように勧めて
います。やはり資格を持っていると、審判として自信を持って試合をジャッジできますからね」
と明かす。
資格に応じて昇給制度もあるだけに、取得して損はない。さらに、大会を運営、管理する
ディレクターの立場になると、なんと時給2000円まで昇給する。約200人いる審判でディレクター
は20人ほど。「ディレクターの方はほぼフットサル審判の資格を持っています」(同事務局)という。
大会の時間は3～9時間(平均5時間)。ディレクターなら土曜に1日フル出勤だけで、
月に10万円近く稼ぐことも可能だ。
■【サッカー未経験、無資格でもOK】フットサル審判は〝資格不要〟の側面もある。
土、日、祝日を中心に年間に約80大会を開催するフットサルコート・グラマード浦和
(埼玉県さいたま市)の責任者、佐藤潤一氏は「資格は必要ありません。マニュアルも
ありますし、丁寧に教えますから不安はありません。試合で実際にジャッジしながら
覚えてもらえます。サッカーやフットサルをプレーしたことがない人も大丈夫ですよ」と語る。
現在、在籍している10人の審判のうち2人がサラリーマンだ。時給は資格の有無に関係なく、
一律1000円で交通費や昼食も支給される。
午前の大会は9～13時、午後は1～5時があり、1日4000円から8000円を稼げる計算だ。
グラマード浦和で1年半あまり審判をしている会社員のA氏(35)は「副業としてフットサルの
審判は魅力的ですよ。バイト代は月に1万5000円から2万円だけど、時間の融通が利くし、
家族に迷惑をかけることもほとんどない。子供に買ってやるゲームなどのオモチャの費用を
稼いでいる感じ。運動不足の人にもいいんじゃないかな」
A氏自身もプライベートでサッカーをプレーしているだけに、フットサルの審判を心から
楽しんでいる様子だった。
(終)