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エンゼルス・松井秀喜外野手(35)がスポーツメーカー『ミズノ』とアドバイザリー契約を
更新したのは、1月23日。会見では「4年契約? 最低でもあと4年は辞められませんね」
とオドケていたが、松井の義理堅さを再認識した関係者は少なくないようだ。
松井の義理堅さとは--。過去、こんな事件が起きていた。
松井がメジャー挑戦を表明し、ヤンキースと契約した直後だった(02年オフ)。
ミズノのライバル社『N』が「アポなし」でニューヨークにやって来た。松井と対峙するなり、
「ミズノとの契約を破棄し、ウチとお付き合いして下さい!」と切り出した。
驚く松井に、『N』は10億円の小切手を突き付けた。
「松井にとっては、まさにアポなしの直撃交渉だったかもしれません。
でも、松井と一緒にニューヨーク入りしたミズノ社の担当者は『N』が来ていることを
知っていました。当時、『N』が松井の強奪を画策しているという情報も
飛び交っていたんです」(別スポーツメーカー職員)
松井強奪、それも新規のアドバイザリー契約料とは別に、10億円の小切手も…。
ミズノの担当者は、本社に“SOSの国際電話”を日本に入れたが、こう切り返されたそうだ。
「ウチはこれ以上出せない。それで松井サンが『N』に乗り換えるというのなら…」
しかし、松井は毅然とした態度を取った。10億円の小切手を一瞥しただけで、
「ミズノさんにお世話になっています。ミズノさんにも失礼ですから、お引き取り下さい」
と返した。『N』は「だったら、(手首の)サポーターだけでも。右手と左手で1億円ずつ」と
迫ったが、松井は聞く耳を持たなかった。
松井とミズノはプロ入り以来、『コンマ1ミリ』の太さ、重量を巡って、二人三脚で究極の
バットを追及してきた。おカネよりも、そんな信頼関係を選んだ言動に、ミズノ担当者は
号泣して喜んだという。
(>>2以降に続く)
ソース:リアルライブ(02/01 14:30)
URLリンク(npn.co.jp)