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6月に開幕するサッカー南アフリカワールドカップ(W杯)を前に、日本代表の強化を側面支援しようと、
埼玉県は試合中の選手を追尾して動きを分析できるシステムを、さいたま市の埼玉スタジアム2002(埼スタ)に3月中にも設置する。
日本代表は5月24日に埼スタで開催されるキリンチャレンジカップ第3戦で初使用する見込みだ。
県によると、システムはフランスのSUP社が製作した「アミスコ」。スタジアム上部に設置したカメラ8台がピッチ全体を同時に撮影。
各選手の動きをコンピューターで解析し、運動量やドリブル、パスの方向などを分析する。
レアル・マドリード(スペイン)やリバプール(英国)など強豪約50チームが選手の特性を把握するために活用。
日本代表も昨年9月にオランダに遠征した際、現地で使ったという。
昨年12月、犬飼基昭・日本サッカー協会会長が、18、22年W杯誘致への協力を求めに県を訪問した際
「埼スタに分析システムがあれば代表強化に大きな力になる」と発言。
県は09年度に埼スタでの代表戦がなかったことに危機感を覚えており、誘致へのプラス材料にするため導入を決定、協会にも報告した。
29日に5月の試合開催が決定し、県幹部は「さっそく導入の効果があった」とみている。
設置経費は最大約1000万円の見込み。撮影後にSUP社にデータを送り、有料で分析してもらう仕組み。
分析料は使用者に負担させる。利用料をとるかどうかは未定だ。
代表戦を1試合催行して満員になれば、埼スタ指定管理者の県公園緑地協会に約2000万円の収入がある。
経営難の第三セクター「埼玉高速鉄道」も最寄り駅の利用者増が見込める。県幹部は「チャレンジカップ1試合でもとが取れる。
代表強化、集客増、三セク対策といいことずくめ」と話す。