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阪神は28日、新プロジェクト「Dream Link」の立ち上げを発表した。
昨年も観客動員数日本一を誇った阪神だが「人気にあぐらをかいていられない」
と公式ファンクラブの会員数維持に懸命だ。
昨年の観客動員数は12球団中唯一300万人超の300万7074人を記録するなど
不況知らずだった。昨年の公式ファンクラブの数は16万人と12球団最大規模を誇るが、
揚塩健治球団常務は、「ファンクラブの人数が多けりゃそれでいいのか。
ファンがそれで満足しているかというと、そうじゃない。他球団に比べて選手と
ファンの交流が十分ではないというご指摘がある」と自戒を込める。
他球団に追いつけ、追い越せで、選手との連携を強化してファンサービスや
社会貢献に取り組む姿勢を明確にしたものが、今回の「Dream Link」プロジェクトだ。
営業部関係者は、球団内にある強い危機感をこう話す。
「チームは菊池雄星投手のようなアイドルスター候補が不在。赤星さんが引退し、
人気面ではまだまだ金本選手頼みとなりそう。城島選手の加入で新しいファンを
どれだけ獲得できるかといえば、そんなに生やさしいものでもないでしょう。
ファンの維持、拡大のため球団全体で努力できることがまだまだあるのではないかと探っている」
2月から公式ファンクラブ会員を追加募集するが、チーム成績の下降や看板選手の
退団で昨年の16万人を維持できるかどうかは微妙なところ。
まずは他球団に追随する形で3月から無料のメールマガジンの配信をスタートさせるが、
独自のアイデアをひねり出してもう一度ファン層を拡大させていくのはこれからだ。
(上阪正人)
URLリンク(www.zakzak.co.jp)