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32校が出場する春のセンバツ。昨秋の各都道府県大会、地区大会の成績を基に選出されて
きたつわものぞろい。中でも注目校および注目選手を見ていきたい。
数年前までセンバツは、雪の多い地方にある高校は、冬の間練習ができないので不利だといわれてきた。
しかし近年ではその定説は覆りつつある。その代表例が昨年度のセンバツだ。準決勝に東北地方の2校が進出、
そのうちの1校花巻東(岩手)は決勝に進んだ。花巻東は惜しくも決勝戦で清峰(長崎)に敗れたが、
1対0という接戦を演じた。このとき花巻東の投手は、昨年度のドラフトの目玉であり西武ライオンズに
1位指名で入団した菊池雄星である。一方清峰の投手今村猛も最速152キロの直球を投げる右の本格派。
広島東洋カープに1位指名選手で入団している。つまり昨今の春のセンバツは、投手力(もしくは守備力)の
高いチームに軍配が上がる可能性が高いというわけだ。
今回の出場候補校の中で良い投手のいるチームはどこか。最も投手力が充実していそうなのが
帝京高校(東京)である。帝京には最速147キロの速球を投げるエースの鈴木昇太をはじめ、
力のある直球とナックルなどの多彩な変化球を投げる山崎康晃、昨夏の甲子園で1年生ながら
148キロをマーク、130キロ台のスライダーを投げる伊藤拓郎という3人のピッチャーがいる。
いずれも右投げだが、3人のピッチャーがいるというのは、準々決勝以後、連戦となってきたときに
大きな強みとなるはずだ。
次に注目したいのが秋田商業(秋田)だ。秋田商業には片岡元気という威力のある直球とスライダーを
投げる投手がいる。片岡は東北大会を連続完封で制覇。計3試合29回を投げ、わずか1失点という実績である。
万全の片岡を打ち崩すのはかなり難しそうだ。
大垣日大(岐阜)も左右特徴の異なるピッチャーをそろえており、投手力に定評がある。
エースの阿知羅拓馬は130キロ台後半ながらも、角度のある直球と大きなカーブを武器とする右の本格派。
一方の葛西侑也は直球と変化球を投げ分ける左の技巧派だ。
今回、注目したチームはどこまで勝ち進めるのか。3月21日からの本番が楽しみだ。
ソース:シゴトの計画(01/29 00:00)
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