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今年５００周年を迎える西大寺会陽（東区・西大寺観音院）をはじめ、岡山は“裸祭り”の盛んな土地だった。
しかし、かつて１００カ所以上で開かれた会陽も今は数えるほどに減少。こうした状況を受け、失われつつある
“会陽文化”を取り戻そうとする動きがある。今月３１日には約１２０年ぶりに、満願寺慈眼院（東区）で福引
会陽が行われる。
県文化財保護協会の「岡山県の会陽と習俗」（０７年）によると、過去少なくとも県内１０３カ所で開かれていた
という会陽は現在、担い手の減少などにより、１３カ所にまで激減した。このため、会陽復興に取り組む「会陽
奉納会」代表の齋藤雅之さん（３８）＝東区＝らは、宝木（しんぎ）争奪戦の模擬演技などの活動を行っている。
齋藤さんは幼いころから会陽に親しみ、現在は会陽同好会の「林グループ」（林昭二郎代表）に所属。県内外の
会陽に参加している。
齋藤さんが会陽文化の復活を試みるようになったのは、自身も参加した香川県・善通寺（善通寺市）の宝木
争奪戦が、０２年に中止されたことがきっかけ。暴力ざたが頻発し、参加者のモラルが低下したことが原因
だった。
齋藤さんによると、県内では参加グループなどが暴力や飲酒の禁止を呼び掛けたこともあり、モラル低下には
歯止めがかかった。しかし、会陽でけがをした参加者が主催者側の責任を執ように追及したり、「けんか祭り」と
いう誤解を招く表現で会陽が紹介されることもあるため、齋藤さんは「どこの会陽も、いつ中止になるか
分からない状況」と危機感を募らせている。数百年続く伝統文化も、暴力的な印象を残したままいったん中止が
決まれば、復活させるのは難しいという。
ソース(続きは>>2以降)
URLﾘﾝｸ(mainichi.jp)
参考画像
URLﾘﾝｸ(sankei.jp.msn.com)
会陽って何だろう《デジタル岡山大百科》
URLﾘﾝｸ(djv.libnet.pref.okayama.jp)
＞はだか祭りは、会陽〔えよう〕とも呼ばれますが、会陽と呼ばれる行事は、わずかの例外を除けば、岡山・
＞香川にしか見られないものです。