10/01/26 06:17:38 oz29ZTtE0
つかこうへい氏談
ぼくは『従軍』という言葉から、鎖につながれて殴られたり蹴られたり
して犯される奴隷的な存在と思っていたけど、実態は違った。将校に恋を
してお金を貢いだり、休日に一緒に映画や喫茶店に行ったりという人間的
付き合いもあった。不勉強だったが、僕はマスコミで独り歩きしている
イメージに洗脳されていた。
悲惨さを調べようと思っていたら、思惑が外れてバツが悪かったが、
慰安婦と日本兵の恋はもちろん、心中もあった。僕は『従軍慰安婦』
という言葉が戦後に作られたことや、慰安婦の主流が日本人だった
ことも知らなかった。彼女たちの境遇は必ずしも悲惨ではなかった
ことが分かった。
日本はよくないことをしたし、中には悪い兵隊もいただろう。でも、
常識的に考えて、いくら戦中でも、慰安婦を殴ったり蹴ったりしながら
引き連れていくようなやり方では、軍隊は機能しない。大東亜共栄圏を
つくろうとしていたのだから、業者と通じてはいても、自分で住民から
一番嫌われる行為である〝あこぎな〟強制連行はしていないと思う。
マスコミの多くは強制連行にしたがっているようだけど。
人間の業というか、こういう難しい問題は、自分の娘に語るような
やさしい口調で、一つひとつ説いていかなければ伝えられない。
人は、人をうらむために生まれてきたのではない。歴史は優しい
穏やかな目で見るべきではないか。