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バンクーバー五輪スピードスケート女子代表でメダルが期待される"ミポリン"こと
高木美帆（15＝北海道・札内中）は、サッカー選手としても、なでしこジャパン（日本
女子代表）U-15選抜の強化合宿に招集されたほどの逸材。そのためサッカー協会
は2012年ロンドン五輪に向け、高木のために万全のバックアップ態勢を整えた。
日本サッカー協会副会長で女子を担当する大仁邦弥氏は、本紙にこう明かした。
「理事会でも話が出たよ。協会としてはスケートとサッカーの両立ができるように
サポートしていく。彼女にはロンドン五輪を目指してもらいたい。女子委員長
（上田栄治氏）には（高木を）ケアするように指示を出した。将来性があるので、
ぜひサッカーを続けてほしい。我々も支援していくので、大きく育ってもらいたい」。
なんと高木の将来が、サッカー協会の理事会で議題に挙がったというのだ。
話し合いの途中で協会側はサッカー選手としてサポートすることを確認。サッカーも
続けていけるように、「ミポリンプロジェクト」として全面的に支援していく方針だ。
犬飼基昭会長（67）も「まだ15歳でしょ。絞る必要なんてない。2つの競技をやるのは
大変かもしれないが、サッカー界にはそういう選手も支援できるシステムがある」と
"二刀流"を要請。田嶋幸三専務理事（52）も「スケートのシーズンじゃない時には
サッカーをやってほしい。いい選手には協会が受け入れ態勢を整えるし、サッカーも
忘れないでほしい」と熱弁を振るう。（続きは>>2以下）
1月23日発行 東スポ一面より 一部抜粋
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