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２０日、労組日本プロ野球選手会・松原事務局長、顧問弁護士らが、東京・内幸町の
コミッショナー事務局を訪問。日本プロ野球組織（ＮＰＢ）側と２６日の事務折衝の
打ち合わせをした後、前日の実行委員会で議題になった日米野球に関して
否定的な見解を示した。日米野球開催には紆余曲折が予想される。
この日、「（前日の）実行委員会の話は聞かなかった」という選手会サイドだが、
日米野球に関してはこう明言した。
「ＷＢＣなど真剣勝負の国際試合が行われるようになったのだから、
花相撲的な試合はやめようということになっている。日米野球の過去の役割は
評価しているので、前回（２００６年）読売主催の日米野球で終了ということになった。
またやるということであれば、きちんとした理由が必要でしょう」
新井選手会長（阪神）も出席して２６日に大阪市内のホテルで行われる
事務折衝ではＮＰＢ側に対し、日米野球復活案の理由を問うことになるだろう。
主催の読売新聞社では日米野球のリニューアル、単なる親善野球ではなく
ＮＰＢ選抜が大リーグ選抜と強化試合をするという意味合いを強調している。
正月早々、米国で行われた加藤コミッショナーと大リーグ機構（ＭＬＢ）セリグ・コミッショナー
の会談で、「日米でのグローバル・ワールドシリーズ」構想が出ている。そういった
真剣勝負の国際試合の延長線上に沿った新日米野球を売りにしたいのだろう。
そのために、できれば昨年ＷＢＣを連覇した侍ジャパンという冠を付けたい意向だという。
が、権利を持っている大手広告代理店の許可がなければ使えず、ぜひにとなれば当然多額
な使用料を請求されることになる。そんな裏事情がある上に、労組・選手会からの否定的な見解だ。
復活すれば、４年ぶりになる日米野球だが、難題は山積だ。（夕刊フジ編集委員・江尻良文）
ソース：ZAKZAK（01/21）
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