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2年連続で赤字予算編成 NHKの口あんぐりの金銭感覚
「板の上の雲」の総予算250億円、30代半ばで年収1000万円
放送界で独り勝ちといわれるNHKの10年度予算が先週発表された。
10年度の受信料収入を含む事業収入は6786億円で、事業支出は6847億円。
差し引きすると61億円の赤字で意外にも2年連続の赤字編成だ。
これで12年度から計画している「受信料10%還元」もヤバくなってきた。
理由は景気悪化、地デジへの投資、集金システムの変更の成果が
出なかったことのようだ。しかし、事情は民放も似たようなもので、
受信料で成り立っているNHKの場合はそれなりに節約、工夫が必要だろう。
そこで、聞いてビックリの情報である。ひとつは給料。NHK職員は民放に比べて
安いと思われがちだが、とんでもない。
「現場の記者など残業の多い職場では30代半ばまでに1000万円を超えます。
NHKの職員は民放の社員並みかそれ以上の高給取りです」(マスコミ関係者)
また、民放が徹底的に切り詰めている制作費はNHKでは無尽蔵のようだ。その筆頭は
昨年11月末から5回放送されたスペシャルドラマ「坂の上の雲」。「10年、11年と放送される
全13話の合計は250億円といわれている」(マスコミ関係者=前出)というのだ。
海老沢勝二元会長が制作をぶち上げた当時、制作費は200億円といわれ、その法外な
金額に批判が噴出して60億円になり、さらに下がって20億円といわれていた。20億円でも
ため息ものだが、実際は当初の制作費に50億円も上積みされていたということだろう。
評判のよかった「坂の上の雲」だが、これで駄作なら受信料の壮大な無駄遣いだ。
NHKは赤字で予算編成する前に、この常識外れの金銭感覚をどうにかした方がいい。
2010年1月18日発行の日刊ゲンダイより