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南北朝時代の武将、楠木正成・正行親子の武神を祭る「楠公神社」(諫早市白浜町)で17日、250年以上の
伝統を誇る奇祭「畳破り」があり、氏子たちがわらで体をこすり合い、1年間の無病息災を願った。
楠木勢と鎌倉幕府が戦った「千早城の攻防」(1333年)を模したという伝統行事。由来は定かではないが、
同神社には楠木公の武神とともに鎌倉幕府を創建した源氏の氏神「八幡神」が合祀(ごうし)されており、祭りを
通して双方の祭神の融合を図り、地域の和平を保ったとの説がある。
上半身裸の氏子約30人が楠木勢と幕府勢に分かれて決戦。太鼓の合図で参道を駆け上がる幕府勢に社殿に
立てこもる楠木勢が畳で壁を作り応戦。その後、“両軍”は入り乱れ、畳からひきちぎったわらで相手側の体を
激しくこすり、寒さを吹き飛ばした。周りでは子どもらが弓で床を「ビシビシ」と打ち鳴らし戦意を鼓舞していた。
宮司や子どもたちが的へ放った矢を氏子らが奪い合う「的射り」や、もちまきもあり、境内に集まった住民らが
今年の健康や豊作、家内安全を祈った。
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