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2010年のペナントレースが盛り上がるかどうかは、東京ヤクルト次第--。
高田繁監督(64)率いる東京ヤクルトスワローズは、昨季、『3試合連続サヨナラ勝ち』を
決めるなど好調だったが、8月に故障者が続出。クライマックスシリーズには
滑り込めたものの、史上初の『勝率5割切れでの進出』という“汚名”を残してしまった。
その東京ヤクルトが何故、ペナントレースの命運を握っているか?
01年以降、9年連続で巨人戦に負け越している。巨人を独走させた“張本人”だからである。
「最多勝の館山(昌平)が対巨人戦で2勝3敗、13勝の石川(雅規)は3試合に
登板して、1勝もできませんでした。打線にしても、中軸の青木(宣親)が2割6分7厘、
デントナは1割7分5厘ですからね」(在京球団スコアラー)
巨人との対戦成績は、8連敗を含む5勝18敗1分け。しかし、巨人追撃の最右翼と
目された落合中日とは13勝11敗、後半戦に上昇ムードを掴んだ真弓阪神にも
15勝9敗と勝ち越している。
これでは、巨人の援護射撃をしているようなものだ。
「最下位の横浜は尾花(高夫)新監督を迎え、大量なトレードも行いました。
不況のせいもあるが、ヤクルトは補強らしい補強をしていません」(前出・同)
不況といえば、ヤクルトナインの士気を奪うような『経費節減』が敢行されていた。
クライマックスシリーズ進出が決まる直前から、「(第1ステージ主催権がある
2位・中日の本拠地)名古屋まで行けない。神宮球場でパブリックビューイング(PV)
をやってほしい」というファンの声が多数寄せられた。
PVとは、神宮球場・バックスクリーンで落合中日との一戦をライブ中継するもの。
球団内には前向きな声も聞かれたが、「警備面などの諸経費を合わせたら、
3試合で250万円くらいかかる」ことが分かるなり、立ち消えになってしまった。
パ・リーグ3位のソフトバンクが福岡でPVをピーアールしていたのとは対照的な
だけに、ヤクルトナインは愕然としていた。
(>>2以降に続く)
ソース:リアルライブ(01/18 14:00)
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