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選手がファンにサインしたり握手すれば巨人人気が上がるのか
滝鼻オーナーがハッパ やらないよりやる方がいいだろうが…
今年から巨人ナインが目の色を変える。といっても野球のことではない。
14日のスタッフミーティングで滝鼻オーナーが「試合後でもファンから握手を求められたら
しっかり対応する。笑顔を見せないといけない。できない選手はもう一度グラウンドに戻って
走らせる」とファンサービスの徹底を首脳陣に命じたのだ。
滝鼻オーナーの痛烈ゲキの背景には、巨人人気の低迷があるはずだ。昨年の主催72試合
の観客動員数は2%と微増。09年ナイター中継の年間平均世帯視聴率も10%(関東地区、
ビデオリサーチ調べ)で前年を0.3ポイント上回ったものの、日テレは昨年、巨人主催試合の
地上波での中継を42試合から26試合に4割カットした。
さらに今年はTBSラジオが週末のナイター中継から撤退するという。
リーグV3、日本一でも球団幹部は危機感を募らせているのだろう。
ところが現場の選手にはそれが分かっていない。例えば、巨人のキャンプでは宿舎に戻る
バスに乗る直前に選手がファンにサインをしている。時間短縮のために自身の野球カードを
手渡す選手もいるが、中にはそのまま素通りする者や、数人にサインして「すみません。
バスが待っているんで」とそそくさと引き揚げてしまう選手もいる。キャンプで30分以上も
サインし続けるのはラミレス、クルーン、小笠原などの助っ人や外様選手が多い。
同じ宮崎でキャンプを張るソフトバンクは練習後に30分から1時間近くサインやファンとの
写真撮影に応じる。巨人とは大違いだ。巨人ファンの北野弘久氏(日大名誉教授)は
滝鼻オーナーの発言にこう言って首をかしげる。
「ファンを大事にするのはもちろんいいことだが、そもそもファンサービスとは、ファンに感謝し、
選手自身が自発的にやらないと意味がない。そんなことまでオーナーが言及するのは、
今までいかに巨人の選手がやってこなかったのかと思ってしまいます。巨人ではかつての
長嶋や王、松井、最近ではゴルフの石川遼だって延々と何時間もサインしたりしてません。
プロは技術でファンを魅了するものです」
(>>2以降へ)
2010年1月16日発行の日刊ゲンダイより