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国際野球連盟（ＩＢＡＦ）の最優秀監督賞に選ばれた巨人・原辰徳監督（５１）が１５日、
都内で行われた記念プレート贈与式に出席した。名実ともに“世界一”となった同監督は、
日米王者による「グローバル・ワールドシリーズ」など、野球のさらなる国際化実現に向け
尽力することを宣言。“世界野球大使”としての役割を果たすことを誓った。
手にした盾の重みがずっしりと伝わってきた。昨年１２月、スイス・ローザンヌで
開かれたＩＢＡＦの総会で最優秀賞の監督部門に選ばれた原監督。
“世界の原”としての決意を明かした。
「ひとつのベースボールというスポーツの中で、（国際的な活躍の舞台が）広がるというのは
これから選手を目指そうとする子供たちや選手たちに大きな励みになると思います。（国際化の）
役に立てればいい。どんどん広がる野球界の発展のために努力を惜しむつもりはありません」
全日本アマチュア野球連盟会長で、母校・東海大総長でもある松前達郎氏からプ
レートを手渡されると、よどみなく言葉があふれた。
昨年３月のワールド・ベースボール・クラシック（ＷＢＣ）で連覇を達成。
今回は、その采配（さいはい）が高く評価されての表彰だった。２０１３年に予定される
次回ＷＢＣでの指揮に関しては「ノーコメント。まったく考えられません」と白紙を強調したが、
世界を舞台にした戦いはＷＢＣだけではない。
今月上旬に渡米した日本プロ野球組織の加藤良三コミッショナー（６８）が、
米大リーグ機構のバド・セリグ・コミッショナー（７５）から、日米王者で争う
「グローバル・ワールドシリーズ」の開催を提案された。実現にはクリアすべき課題も多いが、
野球の国際化は日本のレベルのさらなる向上に不可欠。
ＷＢＣで世界を相手に戦い、“世界一監督”の金看板を手にした原監督の言葉にはだれよりも
説得力がある。国際化への助言や協力を求められれば、全面的に応えるつもりだ。
２０１０年、“世界の原”の存在感はさらに増しそうだ。（阿見俊輔）
ソース：SANSPO.COM（01/16 05:04）
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