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鹿島が試合中継事業に参入することが15日、分かった。今季リーグ戦ホーム試合(17試合)の
うち「スカパー!」が中継する試合について、制作を請け負う契約を同社と締結した。
リーグ本体が放映権を一括管理するリーグで、クラブが中継制作するのは世界初めてだという。
鹿島はチームの魅力を伝え、サポーターを拡大する狙いで、今後は「聖域」とされるロッカー
ルームにカメラが入る可能性もある。
Jリーグの放映権を持つ「スカパー!」が今季、鹿島に試合中継の制作を依頼する。
14日に1年契約を交わし、リーグ戦ホーム17試合のうち「スカパー!」が放映する全試合
(昨季は全17試合)、鹿島が中継を手がける。J史上初めてで、テレビ局関係者は「クラブが
放映権を持たないリーグでは、世界で初めてではないか」と話した。
Jリーグの場合、試合放映権はJリーグ事務局が一括管理し、放映権料を全Jクラブに
均等配分している。現行では、放映権を買い取ったスカパーが制作会社に制作費を払い、
中継するスタイルを取ってきた。今回、クラブである鹿島が制作会社の位置に入り、制作指揮を執る。
W杯で試合中継に携わるソニーPCLと協力し、中継制作する方針。
鹿島の鈴木秀樹事業部長は「サッカーを知る人間が携われば、よりサッカーや鹿島の魅力が
伝えられる。サポーター拡大にもつながる」と説明。また「聖域」のロッカールームにカメラが
入ることも可能になる。スカパー関係者は「これまでの中継概念を覆せる。そうなれば加入者増にも
つながる」と期待を寄せる。
将来的にはカシマスタジアムの無線LANで試合映像を飛ばし、携帯ゲーム機「PSP」を通じて、
来場者が有料で映像を見られるシステムの構築を目指している。気になるプレーのリプレーや、
ゴールシーンの映像を売るビジネス。中継制作権獲得は、鹿島が目指す「ハイテクスタジアム構想」
への第一歩に過ぎない。
ソースはURLリンク(hochi.yomiuri.co.jp)