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大相撲の初場所（１０日初日、両国国技館）後に実施される日本相撲協会の理事選挙へ向け、
昨年１２月２２日の二所ノ関一門会で立候補を表明した貴乃花親方（３７）＝元横綱＝は、
出馬について変わらぬ強い意思を示していることが７日、わかった。この日、都内の貴乃花部屋での
けいこに姿をみせなかった同親方だが、関係者に伝えているという。同一門では、
８日に３回目の会合を開き、候補者を絞り込む予定だが、紛糾は必至の状況だ。
新たな年を迎えても、立候補を辞退する候補者はなく、二所ノ関一門の非常事態の様相に
変化はみられなかった。８日に行われる同一門の３度目の会合でも、貴乃花親方は
出馬へ強い意思を貫く。
協会の理事枠は５つの一門ごとに配分されており、協会員からの理事の定員は１０人で、
最近の二所ノ関一門の立候補者は３人。だが、今回は放駒親方（元大関魁傑）、二所ノ関親方
（元関脇金剛）の現職２人に加え、新候補として貴乃花親方と鳴戸親方（元横綱隆の里）の
計４人が名乗りを上げ、立候補者を３人に調整したい同一門で混乱が生じている。
注目の３回目の会合では、候補者を「４」から「３」へ絞り込む、選定のルールづくりが
行われる見込み。親方の一部には、同一門で“予備選挙”の実施、落選した候補者の
出馬を禁止し、これを破ればペナルティーを科すなどというもの。これに対して反発する勢力もあり、
紛糾する可能性が強い。
各一門からの立候補予定者数は二所ノ関４、出羽海３、立浪２、高砂と時津風がそれぞれ１で
１１人となり、二所ノ関一門の調整がならなければ、初場所後の理事選挙は４期８年ぶりに
投票に持ち込まれる。
また、昨年１２月の会合で、貴乃花親方が立候補者数の調整が難航している一門を離脱する
発言をしたとされる件について、ここまで肯定も否定もしていない。関係者によると、
相撲界の改革の意気に燃える同親方に辞退する意思はなく、一門の秩序を崩壊させてまでも
打って出る気迫をみせているという。
ソース：SANSPO.COM
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