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(>1の続き)
すでにネット上では、中継がないことに対するファンの怒りと落胆の声であふれ返っている。
とりわけ、権田修一、米本拓司、そして平山のスタメンが濃厚でありながら、
テレビ放映がないことを知ったFC東京のサポーターの心理的ダメージは相当なものである。
今回のイエメン戦では、当初「テロの脅威」ばかりか喧伝(けんでん)されていたが、
その背後には「本当に見たい試合が見られない」という、サッカーファンにとっての
死活問題が隠されていた。現地の状況が、騒がれているほど緊迫していないことが判明した今、
われわれサッカーファンはこの「本当に見たい試合が見られない」という厳然たる現実について、
もっと目を向けるべきではないだろうか。
いずれにせよ、もう「テロの脅威」の話はここまでにしたい。本稿を書いているうちに、
キックオフまであと12時間となった。選手たちがそうであるように、私たちメディアの人間も、
来るべき試合に集中すべきである。何と言っても明日は、多くの若者たちにとっての初陣なのだ。
そんなわけで私も、日本で試合を視聴できないファンのために、可能な限り彼らの戦いぶりを
お伝えすることを第一に心掛けたい。
<了>