10/01/07 13:32:38 0
「本当に見たい試合が見られない」という問題
さてこの日、私のもとに某民放局から電話インタビューの依頼があった。
それも、異なる2つの局からほぼ同時に、である。いずれも「現地の治安に関する証言」
を求めていたのは間違いない。今回はNHKを含む各局が現地にスタッフを
送り出していないため、私のような人間にもこうしたお声が掛かるのであろう。
結局、この日の午後の練習取材とバッティングしていたため、2つとも話は
流れてしまったのだが、とある局の担当者からのメールの末尾がいささか気になった。
そこには「万一、テロが発生して代表に影響があった場合は、インタビューをお願いします」
という主旨の一文が添えてあったのである。何だか揚げ足を取るようで恐縮だが、
この一文から私は、日本の一般メディアが潜在的に何を望んでいるかを垣間見たような気がした。
今回のイエメン戦で私が最も理不尽に感じるのは、こうした不安をあおる報道が
重視される一方で、肝心の試合についてはまったく放映されないという、
日本のメディアの度し難いほどのサッカーに対する冷淡さである(放映権を吊り上げられた
という側面は考慮すべきかもしれないが、この話は長くなるのであえて触れない)。
確かに、ひところに比べてサッカー人気が凋落(ちょうらく)傾向にあるのは事実である。
それでも今年はワールドカップイヤーであり、このイエメン戦は2010年のスタートを飾る
公式戦ではないか。中村俊輔や本田圭佑のようなスター選手が不在なのも事実である。
それでも「2010年以後」を担う有力な若手選手がこれだけ顔をそろえているではないか。
平山相太、渡邉千真、柏木陽介、山田直輝、吉田麻也、そして槙野智章、などなど。
彼らが代表のブルーのユニホームを身にまといピッチに並び立つ。
しかもその大半が代表初キャップとなるのだ。
(>>2以降に続く)
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★1が立った時間 2010/01/06(水) 11:05:31
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