10/01/05 22:44:30 ep3633BZ0
>>430より
国際試合というパンドラの箱を開けたら、最初に飛び出してきたのが希望であった。
この2大会を振り返っての感想の一つがこれである。
だが、代表による国際試合は強力なカンフル剤ではあるが、同時にその後の虚脱感を伴なう
断薬症状の強い劇薬でもある。それも飛び切り強力なやつを最初に使ってしまった。薬の安定
供給の目処もない状況での使用は症状を悪化させるリスクも考える必要がある。
オープン戦の時期ではなく、MLBの主力が参加する、より真剣度の高い大会が定期的に開催
されるようになればまた状況は変わってくるかもしれない。極東地域限定のスモールベースボ
ール大会の色彩が薄まれば、新たなモチベーションで望めるだろう。単一球団による真のワー
ルドシリーズが毎年開催されれるようになるのも日本としては好ましい状況だろう。
だがその実現の可能性はいかほどだろう。どうもアメリカのスポーツビジネスの関係者は、自ら
をグローバリズムの競争の荒波に晒すリスクを取りたがってないようにもみえる。
今回のMLB選手の辞退者続出もその一つの表れだろう。アメリカ国民は実は自国の競技レベル
にかなり敏感なのではないだろうか。先にパンドラの箱を開け、バルセロナ五輪以降、他国に普及
したことで簡単には勝てなくなったバスケの人気低迷や、アメフトの安定した人気をもみてもそう思う。