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(>>1の続き)
北京五輪日本代表監督・星野仙一氏がWBCまで続投する予定だったが、まさかのメダルなし
の結果に世論が猛反発。加藤良三コミッショナーは、王貞治コミッショナー特別顧問を中心に
した WBC体制検討会議まで新設。王氏の他に前北京五輪日本代表監督としての星野氏、
最年長監督の楽天・野村克也監督、現場の監督と同時にフロントとしてGMも経験している
ヤクルト・高田繁監督、選手として五輪を経験している若手OBの代表、野村謙二郎氏(現広島監督)。
バラエティーに富んだメンバーで検討した結果、星野監督続投というシナリオが描かれていた。
が、自らが日本代表監督就任に色気があった楽天・野村監督が「星野で決まっているようや。
出来レースや」と暴露発言。呼応するかのように、「WBCは五輪の雪辱の場ではない。最強チームを
作ると言いながら、現役監督を排除するのはいかがなものか」とマリナーズ・イチローが爆弾発言。
星野監督続投が吹き飛び、消去法で日本代表・原辰徳監督が誕生。結果的にWBC連覇を達成したので、
ハッピーエンドになったが、第1回WBC日本代表・王監督から3年後の監督人事一つでさえ、
この有様だったのだ。常設となれば、どんなドタバタ劇になるか、想像がつかないだろう。
かといって、常設日本代表案には、あっさり諦めきれない魅力がある。オーナー会議の2日後の
11月22日に「セ、パ誕生 60周年記念イベント」として東京ドームで行われた史上初の『U26NPB選抜
対大学日本代表』が大成功したのだ。「3万人入れば御の字だろう」という NPB関係者の予想を
大きく裏切り、前売り券が完売で当日券なし、なんと4万人を超える大観衆が集まった。
「これならば、何年かに一度はやる価値がある」とプロ、アマ関係者共に色気を見せた。
が、単純に喜ぶわけにはいかない理由がある。最大の集客源は、来年のドラフトの超目玉になる
早大・斎藤佑樹だったからだ。斎藤に対する携帯カメラのフラッシュ攻勢のすさまじさは、
WBC日本代表・イチローに負けないくらいだった。
(つづく)