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>>1からの続き
出会ったのは15歳のときだった。浅尾は知多の少年から「ドラゴンズのリリーフエース」
へと成長していった。若く、揺れ動く感情に翻弄(ほんろう)されながらも、帰り着くのはいつも
沙帆里さんのところだった。
10年間、一途(いちず)に思い続けたのは沙帆里さんだった。浅尾は語る。
「いつも自分だけを見てくれていました。そしてすごく気遣いができるんです。目上の方にも
きちんとあいさつができる。目立ちたがり屋じゃないし、やさしいし、かわいいし…。
それとすごくご両親を大事にしているんです。尊敬しています、人として」
べたぼれだ。今、沙帆里さんはアスリートの栄養補給を考えた料理の勉強を始めたところ。
細身で、体重が落ちやすい浅尾を食事でもサポートするためだ。
幼なじみのような2人。来年から「夫婦」として一緒に生活を始める。挙式は来オフに行う予定。
「やって、と言ったことは全部やってくれる。遅いですけどね。手際は悪いですけど、
一生懸命にやってくれるんです」。手料理も、少々時間がかかったって構わない。
10年待った。思いは貫いた。
(了)